北の大地へ日本の果てを見に行った話(5)- ミラノ、モントリオール、リヨンそして -
前日、根室で納沙布岬を訪れてから釧路や網走を経て切符を紛失しながら旭川にたどり着いた所からの続き。とにかく北に行きたいという旅の最初のモチベーション(そんなものあったのかと言われそうだが)を達成するべく、北に向かう。現時点ではとにかく北に行ってその後札幌に行くところまでしか考えていないため、北に行ったその後のことは札幌に戻ってからホテルで考えることにする。
旭川に限らず北海道の都市部の道路、真っすぐで見通しが良すぎてあちらに吸い込まれそうになる(?) pic.twitter.com/phbxLGn0vC
— 令和2年度(西暦2020年度) (@noecho) 2020年9月22日
北海道に来て何度も見た光景ではあるが、この道路と街灯がどこまでも真っ直ぐに続いているんじゃないかと思ってしまう、そんな光景。
- ホテル朝食
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ホテルの朝食。もともとはビュッフェ形式だったようだが、現在は従業員の方に持ってきてもらう形式になっていた。それでもこのボリュームにはびっくりしてしまう(確か色々割り引かれて一泊3000円とかだった気がするが……)。北海道では有名らしいカツゲンという乳飲料もコンビニなどで何度か見かけたがここで生まれて初めて飲んだ(左端)。甘い。朝食で英気を養ったところで旭川駅へ向かう。
- 旭川駅で見たもの
ちょっと早くついたので、ぶらぶらと旭川駅内を散策。平日だが、通勤通学ラッシュ時を過ぎているためか人影はまばら。謎のオブジェがあった。
富良野線にはいつか乗りたい。いつか、無くなる前に……。
なんか女の子仮面ヒーローの広告 pic.twitter.com/RU7UQ3EiGh
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謎のキャラクターが描かれた不動産会社の広告。
切符……ではなく、前日夜切符を忘れた旨を伝えた窓口に赴いて業務連絡書(この連絡書を持っている人間は切符を車内に忘れたとか書いてある)というものをもらい入場。大変申し訳無い。0900発の宗谷に乗り稚内へ向かう。稚内までは3時間40分ほどかかる。
和寒に来たら寒かった人「わっ、さむ……」 pic.twitter.com/LjmtAThiBR
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名寄にな、寄ろうw pic.twitter.com/UT1vIqoQdU
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1240 稚内着。
ここが稚内か……わっかんない、ってな…… pic.twitter.com/arqq6AGalj
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最南の駅で指宿までの営業キロ(多分)が書かれたプレートもあった。
- 宗谷岬へ
稚内駅ホームすぐ隣、同じ建物内にある駅前バスターミナルへ行きバスの往復乗車券を買う。荷物を預け、宗谷岬までのバスが出るまでの間に建物内などをぶらぶらする。どうやら土産物屋や食堂に加え映画館も併設しているようだった。最北の映画館かな?
T・ジョイ稚内、日本最北の映画館かな? pic.twitter.com/m5SjuNYj0n
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バスに乗り込み、バスに揺られて50分ほどで宗谷岬へ到着。
む…宗谷岬 pic.twitter.com/ADjdaeyjt7
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北緯45度31分22秒、日本最北端の地へ到着。北緯45度の都市といえばミラノ、モントリオール、リヨンそして稚内である。北の大地の、その中でも北の果てに着いたのだ(実際にはもうちょっと北に島があるらしいが)。目を凝らすと遠くにサハリンらしきものも見える。スマホの地図で確かめると、この方角に日本の土地は無い。双眼鏡でも持ってくればよかっただろうが、薄っすらと見えた緑の土地はこの日本という国の北の果てのさらなる北、隣国ロシアであった。
その後、岬付近とちょっと高台になっているところを散策することに。
巨女ブーム pic.twitter.com/bOZBO7YFUF
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宗谷岬にあるアンテナ、宗谷岬無線方位信号所とあって何かと思ったらGPSを補完する信号出してたところらしい pic.twitter.com/cjp60lZDFx
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オホーツク海の冷たさを指で感じたよ(海水を触って登って戻ってきたときの足跡がついてる) pic.twitter.com/y4Spi5CtjT
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きーつね pic.twitter.com/PtlkxnUdQP
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宗谷岬の展望台近くのアスファルトの上、多分何かの足跡なんだろうけど何なんだろうね pic.twitter.com/m0YQQlqlcs
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アスファルトについた足跡は猫のもののようだがそうでは無いようで、もしかするとキツネのものだったのかもしれない。
なんかでかい骨落ちてた pic.twitter.com/8V4kUbu0iE
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骨も落ちとる。
その後バス待ちの列に並び、再び50分ほどバスに揺られて稚内駅へ戻る。昼についたがお昼を食べていなかったので、併設していた食堂でラーメンを食べてちょっと遅い昼食兼夕食にすることにした。
稚内ラーメンらしい(ホタテとかタコとか入ってた) pic.twitter.com/FusC32XftM
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- 防波堤ドーム、大鵬上陸記念碑
稚内駅でレンタサイクルを借りれるということだったが、残念ながら借りることができる時間を過ぎており、自転車で行ける範囲の散策はできなかった。稚内駅周囲を散策することにする。
防波堤ドームとかいうやつ、めっちや長かった(港をカバーするからそりゃそうか) pic.twitter.com/W6PGZ2tt1M
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防波堤ドームは本当に長い建造物で写真に収めるのが難しかった。巨大構造物を神殿と評することがよくあるが、まるでそういった神殿のようだった(神殿を直接この目で見たことはないが)。
大鵬上陸記念 pic.twitter.com/3UZrNBn2id
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ここからあの大鵬が上陸したらしい。大鵬母の船酔いがなければ大鵬の活躍はもとより、生きてはいなかったとか。
稚内メモ:駅近くにシャワー、コインランドリーが使えるところがあるらしい pic.twitter.com/QZ8kCAioHb
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稚内にあった押しボタン式信号の歩行者側ボタン、タッチ式でアレ?と思ったら物理方式だと凍って使い物にならなくなるかららしい、確かに https://t.co/W7BJMew64H pic.twitter.com/1H3DuLsjCT
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Twitter大喜利にありそうな画像 pic.twitter.com/64TtHT797K
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稚内豆知識をいくつか。
- 札幌へ、そして切符との再会
車内に忘れた切符を引き取るまで業務連絡書見せながら改札出入りしてるけど、自分の手配書見せながら歩く指名手配犯っぽいな(?)(駅員さんたちが「例の……」と言うのが聞こえる)
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1746発の宗谷で札幌へ。ところで次の写真の宗谷の後ろに写っているパチンコ屋は最北のパチンコ屋なのだろうか。
日本酒とビール、そしてつまみを買い込み宗谷に乗り込んだ。終点まで行くので寝過ごしや乗り過ごしの心配が無いので気が楽でしょうがない。ついつい酒の量も増えるというもの。
o▽n pic.twitter.com/CzAmJsntCK
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そうしていい気分になっているうちに列車はひたすら南下。鹿などとぶつかるといった事もなく、無事札幌に到着する。
札幌着いた&無事切符回収できた pic.twitter.com/HDkDQ3uW5O
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業務連絡書を駅員に渡して丸一日振りに切符と再会。良かった。そしてホテルに向かい、シャワーを浴びて明日の準備をして寝る。
明日向かう目的地は既に列車の中で決めてある。再び東へと向かうことにした。
本日の列車での移動距離は 259.4 + 396.2 = 655.6 km。
次の日に振り返った稚内駅の思い出。
稚内駅の思い出:なぜか駅前複合施設にあるカフェのカウンターに月刊ニュータイプ(神様になった日、Charlotte、Angel Beats!が表紙)が置いてあった
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